【ドイツ、引越し】ドイツの引越しは天井と壁塗りから始まり引越し業者に頼らない

14 / 05 / 2018
Category: GERMANY
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どうも、ドイツでフリーランスのフロントエンドエンジニアをしています、Arisaです。

と言っても現在保持しているワーホリビザはあと2週間と数日で無効になるのですが、一向に書類提出後から連絡をしても進行はないと言った感じで、ドイツに残れるかどうかが危ういのが事実ですが 笑

それはまた別記事でいずれ書くとして、ビザが切れる寸前で引っ越しました。

 

以前暮らしていたのと同じエリアで、引っ越しも急いで行う予定だったので、さっと家具を動かして、生活に必要なものを最低限揃えるだけかと思っていました。

が、甘かった←

ドイツの「ここまでするか?!」という引越し常識を、記憶が新しいうちに書き留めておこうと思います。

 

ドイツ人の住居にかける半端ない情熱と時間 & 労力が、普段の生活が手に入るまでこれほど注がれていたとはつゆ知らず、日本の雑誌で見るような北欧スタイルの暮らしの裏に隠されたドイツ人の努力と住居のプライドをご覧ください 笑

 

Contents

ドイツの引越し準備からして日本の比じゃない

 

引越し準備でまずすることと言えば「天井と壁塗り」が常識

 

私は今までドバイと日本で引越しをしたことがありますが、ドイツで言う引越し準備とは、「天井と壁塗り」から始まります。

 

壁塗るの?!そこから?!

 

って感じでもちろんそんなの自分たちでやります。

日本のマンションやアパートに住んだことはないですが、外国人の大学時代の同級生や友人が、「壁を塗ったらいけないと言われたけど、なんで?」と言っていたことがここにきてようやく納得。

日本の最近の家の壁って、自分たちで塗るようにできてないなと思い出しました。

 

一方ドバイではドイツと同じく壁は塗ってもOK。

引っ越す際には白に戻すのが前の会社のマンションではルールでした。

当然1人で塗ろうとも思ったこともないですし、長く住む予定もなかったので白いままで過ごしてそのままでドバイから去りましたが、びっくりしたのはカビを塗料で塗ることでごまかしていたこと。

湿気がすごく、バスルームに窓がないドバイでは、日本以上にカビが生えやすいのですが、壁や天井を塗る = カビをカバーと言うのが普通のようでした。

当時勤めていた会社のマンションがありえないシステムだったのかもしれませんが、ドバイではカビが壁を塗る必要のある理由だったように思います。

 

一方ドイツでは壁塗りは常識です。

前に住んでいた人が家族であっても全部塗ります。

もはやマナー化しています。

住居に対する情熱が半端ではないドイツ人からすれば、普通のことかもしれませんが、壁塗りがDIYか趣味でなければしない文化で育った私からすれば、「ちょっとくらいのダメージは見逃そうよ」と言う感じです。

 

他の人が数年住んだ壁を触りたくないと、外出先から帰ったら手を洗うのが常識と言うのと同じように言うドイツ人パートナーと、それが全く普通のことであるかのように進む引越し準備と作業。

ドイツではと言うと弊害があるかもしれませんが、私のところでは引っ越すとなると家族がほぼ総出で手伝います。

 

壁塗りから始まるのがもはや家族間でも暗黙の了解 だったので、荷造りから始めた私は、優先順位が違うので当然ストップをかけられました 笑

 

塗る前のカバーが肝心

 

塗るといっても、そのまま壁や天井に塗るだけでは床中に塗料がボタボタ落ちて、掃除が大変です。

天井と壁を塗ることからして想定外の引越し準備だったのですが、入居先の掃除から始めるのかと思いきや、塗料が落ちても良いようにテーピングやカバーのビニールや包装紙でカバーするところからが本当のスタートでした。

 

塗料カバーだけでは済まないのも、裏の裏をかいてくるドイツの引越しです。

 

コンセントカバーや電気のスイッチ、カーテン取り付けの金具などは撤去

 

コンセントカバーを取り外して、電気のスイッチも取り外して、カーテンの取り付け金具など壁についているもので取り外せるものは全て1つ1つ取り外してからテーピングでカバーします。

コンセントカバーがここまで簡単にほぼネジ1つだけで取り付けられているとは知らなかったので、ドイツのコンセントカバーを見ると仕組みがわかるようになりました 笑

 

家に取り付けてあるもので取り外せるものが取り外されたらようやく塗ります。

これも塗り方をYoutubeや友人から聞いてすでに知っているので、みんな慣れています。

小さいローラーでまずは淵から塗って、大きいモップで内側を塗るようです。

キッチン、バスルーム、リビング、寝室、オフィスとあるフラットでしたが、壁と天井塗りだけで3日はかかりましたね…

窓の縁の微妙な塗り忘れなんかも許容範囲外なので、カーテンレールと壁の隙間の微妙な2mmくらいの隙間も極細筆で塗っていきます。

 

ちなみに

 

Japanは天井と壁塗りしないの?

 

とパパさんから聞かれたのですが、そもそも最近の家は壁紙文化だと思うと伝えるとびっくりでした。

パートナーは

 

前の人が住んでた壁に触るなんて不潔!

 

と、日本の住居事情がいまだに壁だけは理解不能のようで、壁と天井塗りから始まる引越しが理解できない私と終わりのない議論を繰り広げました 笑

 

引越し業者なんてもってのほか!家具移動は自分たちで

 

そもそもドイツに引越し業者サービスなんてあるのだろうか?

 

そもそもの素朴な疑問ですが、なんでも特に住居に関することは自分たちでする文化のドイツ(もしくはここの地域)に、日本でいう引越し業者なんてサービスはあるのだろうか?と思ってしまいます。

 

引越し業者よりも、この辺りでは引っ越す家具を運搬する車の貸し出しサービスが高い需要のようです。

 

引越し用の大型車はホームセンターで借りる

 

私の住む南部の町では、車社会です。

車がないと駅付近に住んでいない限りめちゃくちゃ不便です。

でもなぜか車の大半はマニュアル車。

オートマ免許しか持っていない私に運転できる車はここではほぼなく、ベルリンのようなカーシェアリングが一般的で、オートマとマニュアル車が五分五分という環境にはないので、オートマ車は特注でしか手に入らないものです。

 

そしてどうやら普通免許でマニュアル車の免許で、引越し用の車は日本でいう中型車のような扱いで、普通の免許でも運転できるそうです。

これにはびっくり。

普通にレンタル車のように借りて、さくっと家具を運びました。

 

もちろん運ぶのは自分たちです。

もはや引越し業者っているのか?という疑問も「?」という空気になりそうなので、聞いてもいません 笑

 

家具は当然自分たちで分解 & 組み立て

 

ベッドや大きいテーブル、収納棚、クローゼットなどは当然そのままではドアを通りません。

そう言ったものも当然自分たちで解体 & 毛布や包装紙で包みます。

 

バラしたからには当然自分たちで組み立てる必要もあるので面倒ではありますが、引越し業者がいないもしくはマイナーなので、そこは普通に組み立てました。

 

入居したら日没前に電気を取り付け

 

何が何でも日没前に自力で電気を取り付ける

 

家具運搬の車をレンタルできる時間は限られているので、放り込むように家具を運搬したら一息つきたいところですが、そうもいきません。

日が暮れる前に電気を取り付けなければ朝まで真っ暗です。

 

電気?ついてないの?

 

と思われたかもしれませんが、大抵の場合は自分で電気を取り付けなければドイツの家に電気はないです 笑

 

電気を取り付けることのできる線は通っているので、そこに電球を繋げて、ライトのカバーなどを取り付けます。

取り付けるときに、ブレーカーを落としてからでないと大変なことになりかねないので注意が必要。

基本的にはコンセントのカバーもそうですが、後半ごろは面倒だったのでそのまま取り付け作業をしていました(危ないので真似しないでくださいね)

 

ここでも思ったより取り付けたライトの大きさが大きい、コードの色が合わないなどの議論が繰り広げられるので、つけたり外したりで普通に日は暮れます 笑

 

ひと段落したらIKEAへ

 

IKEAに10時間滞在は普通レベル

 

ここの家族の「IKEAに行く」とは、朝から晩まで1日中IKEAのopen時間からclose時間までじっくり家具を選別してベストのものを購入することを指します。

IKEAに行くこと自体がここのエリアではお出かけになるので、引越しの作業着では行かないのですが、実際は作業着を着たいくらいのレベルです。

 

カートは2つ、IKEA大バッグ2つでも、IKEAでアクセサリーと見なされている食器や収納アイテムのいわゆる家具以外だけで一杯になりました。

これに家具を買わないといけなかった場合、ゾッとしました 笑

 

実質1日かけてのIKEA巡りなので食事もその日に3回IKEAでしました 笑

 

家具以外の食器や収納アイテムだけで平気で1日は潰れる

 

文字通り、家具以外で1日は潰れます。

食器一つをとるにしても、めちゃくちゃこだわりを見せるので、入り口の食器コーナーに2、3時間以上は普通にいます。

あーでもない、こーでもないと議論、議論、議論なので、1セットの食器だけで1時間は余裕で潰れます。

これで食器だけではなく、椅子やテーブル、クローゼット、ソファー、バスルーム、オフィスなどまだまだあるので、気が遠くなりました 笑

 

IKEAや引越し作業を一通りここで経験してみて思ったのですが、日本ではここまで住居を整えることに時間をかけることができる人が、一般人でどれくらいの割合でいるのか気になりました。

私の育った環境がそうだったのかもしれませんが、家族間で家具の話になることや、どんな食器を買ったか見せることも、あまり身近ではなかったように思います。

 

実家の家具を私が選ぶ権利は自分の部屋以外になかったですし、正直100均のものやIKEAのない地元広島ではニトリがせいぜいIKEAに近いかなという感じで、気に入ったものももちろんありましたが、あまりビビッとくるような家具やそのほかアクセサリーに出会ったことが少ないような気もします。

ホームセンターでもここではめちゃくちゃデザインも機能性も完璧なものが普通に手に入るくらいで、私の日本のホームセンター = デザイン性は追求できないという考えは吹っ飛びました。

 

勝手な推測ですが、仕事で忙しい人が多い日本で、引越しに1ヶ月近く時間を割くことができる人って本当にごく一部ではないかと思います。

だから引越し業者のサービスが成り立っているのだと思いますし、家具の趣味や内装などで家族や知人で話が盛り上がって何時間も議論ということにならないのだと思います。

 

本来ならキッチンも取り付けから始まるらしい

 

家族から取り付けられたキッチンを買い取ることで今回は済んだ

 

私たちの経験した引っ越しは、本当の引っ越しよりもかなり「簡易版」だったということがあとで判明します。

そもそもパートナーの家族が住んでいたところに入れ替わりで入居したので、キッチンを買い取った分、キッチンを設計、取り付けの工程を全て省くことができたのです。

 

キッチンを設計?取り付け?

 

と、普通なりますよね。

ドイツではキッチンがついていないのは普通のことです。

普通ここではIKEAかホームセンターに行って設計から始まるんです。

 

キッチンの設計から購入までをコンプリートしたらしきIKEAのお客さんとスタッフは、見れば一発でわかります。

あんなに店員さんに話しかけるのはタブーの文化のドイツで、握手やハグなんかして感謝の言葉をめちゃくちゃ交わしてますから 笑

ついでに言うと近くを通る他のお客さんも「お疲れ」みたいな感じで購入したらしき人に笑顔を向けているので 笑

 

今回はここまで経験せずにすみましたが、引っ越しは今回だけではなさそうなので、その時はどうなるんだろうと言う感じです。

まあ次の住居に今あるキッチンをひっぺがして持っていくのだと思います。

本当にそれがここでは普通のようなので 笑

 

結論:ドイツの引越しはこだわりそのもので体力勝負

 

結論ですが、ドイツの引っ越しは暮らしをいい感じにするために、その何十倍もの時間と労力を費やします。

日頃雑誌で見てきた北欧スタイルの暮らしのようなデザイン性のある暮らしが日常である代わりに、その基盤が整うまでにはとてつもない時間と労力が必要です。

 

結果、とても満足していますし、まだまだ残っている引っ越し後の作業ですが、日本にいた時と比べ、デザインと機能性の高い家具や家具以外のアクセサリーが、オリジナリティの出るものになっただけでここまで日々の充実度が変わるのかと少し驚いているのも事実です。

 

完全リモートワークなので、やはり家の環境がデザイン性もあって、機能性もある環境にあると外出できなくても気分が違いますし、集中力も出てきます。

結果的にはかなり満足している新居ですが、事実そこにたどり着くまでの時間と労力が、ここドイツではハンパないことも経験になりました。

 

庭もついているので、これからバーベキューもできるように庭あたりも整えていくのが楽しみです^^

久々のドイツネタでした。

ちゅーす

 

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